こんにちは。今週のアップデート情報です。
SideCI上でESLintの自動修正が行えるようになりました。
ESLint経由で指摘したもののうち、修正可能な指摘を自動修正したPull Requestを生成することができます。 この機能を既存のワークフローに組み込むことによって「Pull Requestに対するESLintの指摘を修正するPull RequestをSideCIから作成し、それをマージする」ことでローカルで修正せずともコード指摘を反映できるようになります。
この自動修正の対象は 該当Pull Request内のコミットで変更があったファイル になります。差分箇所のみではない点をご留意下さい。
設定方法
SideCI上の 解析ツール選択
からESLintを有効にしておきます。また、 GitHub上にコメントを行わない
オプションは 外して おきます。
ESLintの設定
実行方法
1. SideCI上から
SideCIの Pull Requestに対するESLintの指摘 から ESLintの指摘を自動修正する をクリックすると、ESLintの指摘を自動修正するPull Requestが生成されます。
2. GitHubのPull Requestから
GitHubのPull Requestにコメントされるリンクから実行します。
ESLintの指摘が1件以上あるPull Request に対してコメントされる形で修正リンクが付記されます。 Auto Correct by SideCIボタンをクリックすると、Pull Request生成が実行されます。
自動修正ボタン
自動修正されたPull Requestをマージする
自動修正のPull Requestが生成されます。
自動修正されたPull Request
また、修正元のPull Requestに自動生成されたPull Requestについてのコメントが付与されます。
修正元へのコメント
生成されたPull Requestをレビューの上、マージしてください。
RuboCopの自動修正実行前に差分プレビューが表示されるようになりました
RuboCopでも上記の自動修正が行えますが、SideCI上でPull Request生成前に 自動修正を実行した場合に生成されるPull Requestのコード差分を確認 できるようになりました。
「自動修正でどんな内容のPull Requestが作られるのか」「変なコードに書き換えられないか」などの確認が事前にできるようになるので便利です。
差分プレビューイメージ
設定方法は特に不要で、実行方法はESLint同様に「RuboCopの指摘を自動修正する」を行うと、実行時にSideCI側で差分プレビューが表示されます。
ぜひご利用頂ければ幸いです!