こんにちは。SideCIのブログでございます。
今日はクラウド型IDEを3種類ピックアップしてご紹介させて頂きます!。
その3種類とは。Cloud9 と Nitrous と Koding です。
それぞれの特徴や使ってみた一言メモ形式にてご紹介致します。
その他、自分では試してないけど、まとめてみた系を9個紹介しています。
そもそもクラウド型IDEって何?
プログラミングエディタといえばVim, Emacs, 秀丸などのエディタが有名かと思います。それのより便利な、コンパイラなどが統合された発展版のエディタであるIDE。それがInstallなどせずに、クラウドから使えるのがクラウド型IDEです。
一番のクラウド型の特徴的なメリットは「環境構築が不要」ということです。Ruby on Railsの稼働に必要なもの、rubyやmysqlが最初っからインストールされていたりします。Python, PHPなど様々な言語が既にインストールされています。
開発者は既存のコードがある場合は、GitHubやBitBucketと連携するだけで、既存のコードをクラウド型IDEで動作させることが出来ます。
また、ターミナルもあります。apt-get install imagemagick
などのコマンドで、必要なパッケージをそのクラウド型IDEにインストールすることも出来ます。アプリケーションのテストやビルドもクラウド型IDE上で出来るので、非力なマシンでも、たとえば、iPadやiPhoneでも、プログラミングして、コードを実行することが出来ます。
全部ブラウザの中で操作するため、Windows, Linux, Macなど、どんなOSでも同じように使うことが出来ます。Vagrant + Windows + Ruby入れて…みたいな作業は不要です。
「これからプログラミングをはじめよう」
「新しいプロジェクトに入るけど、環境構築が大変」
そんなときに活躍するのがクラウド型IDEです。
デメリットしては。。普段使っているエディタが使えないことや、オフライン環境下では使えないこと、でしょうか。
料金
3つとも無料プランがあるので、無料でぜひ試してみてください。
Cloud9
Cloud9は特にRailsのチュートリアルを始めようという方におすすめです。Rails Tutorialに必要な環境がセットアップされた環境が用意されており、Rails Tutorialでも紹介されています。
ちなみに、資金調達額及び概要のスクショです。
引用: https://www.crunchbase.com/organization/ajax-cloud9-ide
Nitrous
最もシンプル、ローカルに近いIDEに感じました。
IDE + Terminal + マシン的な機能(Container, SSH, httpsホスト) という感じです。
IDEを開きながら、Terminalを開いて、動作させていく。ブラウザで動作確認したい場合は、Previewボタンを押せば、マシンに当てられているURLが開きます。けれども、railsのサーバをターミナルで起動させていなければ、何も表示されません。
良い意味でシンプル、ローカルに近い、チュートリアルなどではなくて、しっかりしたものをしっかりした人が作るIDE・環境としてベストな感じがしました。
試していないのですが、デスクトップ用のアプリがあるのも特徴的です。
ちなみに、資金調達額及び概要のスクショです。
引用: https://www.crunchbase.com/organization/nitrous-io
Koding
ちょっとVMの起動が遅いなーと思います。エディタを使おうと思ってサイトを開いたら「VM起動中です!」みたいな表示が数十秒表示されるのは(´・ω・`)ショボーン
レフトバーにファイルのディレクトリパスやVMが常時表示されているので、複数のプロジェクトを同一のコンテナ・環境で編集するときにおすすめなのかな?と思います。
ちなみに、資金調達額及び概要のスクショです。
引用: https://www.crunchbase.com/organization/kodingen
Codeanyware
Codeanywareも結構有名どころです。名前の通りどこからでもコードが書けます!。
コードをPCで書いて、続きをそのままiOSで、Androidで、と書くことが出来ます。iOS, Android用のネイティブアプリが用意されています。PCではウェブアプリを使います。
Terminalを動作させたりすることにももち対応しています。
codenvy
Cloud IDE and DevOps Automation | Codenvy
というタイトルのサービスです。
とっても高速でクラッシュしないエディターと、ワンクリックで自動化出来るまじかるなDevOps環境(コードのシェアが簡単で、セキュアなワークスペース?)とのことです。Dockerfileを使って環境を作ることが出来るらしく、わりと上級者よりのクラウド型IDEかと思います。
PaizaCloud
転職サイト&プログラミング演習がリアルタイムでできる、PaizaさんがクラウドIDEを出したらしく、追記しました。
他のものと違って日本製なので、日本語のCloudIDEが使いたい方には良いかもしれません。
(2018/01/11追記)
その他
その他にもいくつか、JS専用だったり、OSSだったり、Chrome Extensionだったりな非ネイティブアプリなエディタをざくっとリンクを貼っておきます。興味がある方はどうぞ!
https://chrome.google.com/webstore/detail/sourcekit/iieeldjdihkpoapgipfkeoddjckopgjgchrome.google.com
ShiftEdit – Online IDE | ShiftEdit
The honey badger of code editors | Neutron Drive
Google Code Archive – Long-term storage for Google Code Project Hosting.
Orion – Open Source Web and Cloud Development Environment
http://www.erbix.com/js/www.erbix.com
おすすめ
Rails Tutorialをするのであれば「Cloud9」がいいかなと思います。
普通にクラウド型IDEを使ってみたい、使っていこう、というときは「Nitorus」がいいと思います。
特徴的なプロジェクトの環境であれば「codenvy」も役に立つかもしれません。