SlackというチャットサービスをLang-8の方に教えてもらったので、試してみました。
日本語は一切ないサービスなので、概要だけ伝わるように、写真と日本語でパシャパシャご紹介。
※Lang-8は外国語で書いた文章をネイティブが添削してくれる、新しい語学学習プラットフォームです。
HipChatとSlackについての比較は最後に記載しています。
Slackとは?
2013年8月にリリースされた、おそらく最も新しい、チャットサービスです。
米TechCrunchにも記事が掲載されています。
Say Hello To Slack, The Newest Enterprise Social Network, And The Latest Effort From Flickr Co-Founder Stewart Butterfield’s Tiny Speck
http://techcrunch.com/2013/08/14/say-hello-to-slack-the-newest-enterprise-social-network-and-the-latest-effort-from-flickr-co-founder-stewart-butterfields-tiny-speck/
企業内でのチャットサービスは、メールに代わるコラボレーションサービスとして、非常に強力、大きな利便性を提供してくれます。メールで出来る事はほぼ全て出来ます。ファイルの添付や絵文字など。iPhone/Android用クライアントアプリも多くのサービスで提供されています。
私のSideCIチームでは今のところHipChatを主に使っています。(前はChatWork, Yammerなどを使っていました)
その中でも、Campfire, HipChat, Slackはエンジニアが属するチームが使うメリットが非常に大きいサービスです。そのメリットは私は主に下記の3つが大きいと考えています。
- Webhookに対応している
- 「人」以外が発言できる
- ゆるいコミュニケーションが可能
Webhookに対応、「人」以外が発言できる
あえてAPIではなく、Webhookな理由は、各サービス間の連携をしてほしいからです。
たとえば、下記のように、プロジェクト管理ツールから通知を受け取ることも出来ます。
PivotalTrackerからの通知
Githubの中でコラボレーションしている(コメントしあっている、プルリクエストのレビューをしている)ケース。
※この画像はHipChat
CIツール(ビルドサーバー)からビルド・テストが成功した通知
※この画像はHipChat
上記のように、Webhookに対応した様々なサービスと連携出来ます。
ソフトウェア開発に関するコミュニケーションがあちこちに分散してしまっている状態のチームでは、情報の集約場所として、Webhook対応チャットツールは非常に便利です。
ゆるいコミュニケーションが可能
チャットサービスに各種の通知が飛んでくるわけですが、これが毎回プッシュ通知(ポップアップしたりポコペンって音がなったりぴょこぴょこ跳ねたり)するとうるさいです。読まなくなりそうです。あーもう!
HipChatとSlackは @sumyapp のように、宛先が明示されているものや、1対1会話など、重要な情報のみ通知されるように設定することが可能です。素晴らしい!
Slack独自の素晴らしいポイント
HipChat民が利用してみてすげーいいなと思ったSlackのポイントを3つご紹介。
Slackはファイルの添付がいい感じ
Slackはファイルの添付はもちろんのこと、コードスニペットの添付も出来ます!
コードスニペット記述
記述したコードスニペットはファイルとして保存される
Slackは各種サービス連携がいい感じ
Webhookの仕様やPivotalTrackerのWebHookにはPivotalTrackerのロゴなんて入ってないんですが、それでもロゴが表示されるのはSlack側の実装のこだわり。素敵!
もちろん、それだけじゃなくて、HipChatやCampfireを導入していないチームに最もオススメなポイントがこちら。
Integrationsページから連携したいサービスを選択すると、、、
連携方法を細かに教えてくれる!
Webhookって何?設定したこと無い、みたいな人でもらくらく。
非エンジニアの方でもエンジニアが使っているツールと連携、エンジニアのやってることが把握できるようになる素敵サービスです!
CampfireやHipChatはもはや結構老舗サービス。各種サービス側がHipChatAPI対応などをしてくれているケースも多いです。しかし、Webhookの出力設定だけ作ってあるサービスも多く、それらのサービスの多くへの設定方法を説明してくれているSlackはとっても親切です!
Slackはチュートリアルが凄くインタラクティブ
画像では表現できないのでぜひこの後お試し下さい!
おわりに: HipChatとSlackを比較して…
HipChatから移行するか検討の余地あり
今のところHipChatからSlackに移るぞ!とまではまだ私たちは決めていません。
しかしながら、十分に比較出来るサービスだと感じています。
SlackのMacアプリは中身はWEB(HTML)だったりするため、サクサク感自体はHipChatの方が上。
ファイルの添付などもHipChatで十分割りと満足。
しかし、コードスニペットとか機能の充実さは羨ましい。
HipChatの有料プランを使わざるを得ない人数になった時に移行を真面目に検討するかもしれません。
Slackも有料プランがありますが、登録時に質問(どこから来たの?など)に回答するとクーポンが貰えたり、無料プランがそもそも結構大きかったり。Slackを使う理由は十二分にあります。
Slackは今ならクレジットが250$分貰える!
Slackはユーザ数無制限のLiteプラン(無料)があります。ただし、外部連携サービスが5個まで、メッセージ数が1ヶ月10,000と制限があります。
HipChatが5人を超えると有料です。それ以外では制限はありません。
Slackは外部連携サービスが5個を超えると、Standard(有料)プランになります。
Slackのスタンダードプラン、HipChatの有料プランの料金はコチラ。
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Slack: 8$ per user / month
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HipChat: 月額 2$ per user / month
おや、思いの外高い。。。
しかし、会員登録とその時に表示される質問への回答で貰えるクーポンはなんと150$!
ピザ2枚チームな6人想定だと、Standardプランでは月額48$なので3ヶ月分。
年間契約だと月額28$!150$もあれば5ヶ月ちょいは無料のようなものです。
試してみて良さそうだったら年間契約に切り替えるのがよいですね!
(Freeプランも割りと十分なプランではありますし。)
さらにここでもう一つ。記事を書きながら初めて知ったのですが、
このリンクから登録すると100$がもらえるそうです!(私とあなたの両方が!)
https://slack.com/r/026l467k-026n901x
そして、インタラクティブ過ぎるチュートリアルをお楽しみ下さい!
最も新しいと思われるエンタープライズ・コラボレーションサービスの紹介でした。
Slack